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デュラント、サンズ時代の「失敗」論に反論 イシュビア「KDが悪いわけではない」
2026年10月18日
ヒューストン・ロケッツのケビン・デュラントが、フェニックス・サンズのオーナー、マット・イシュビアによる自身のサンズ在籍時代の振り返りに反応した。
イシュビアは最近のインタビューで、2023年にデュラントを獲得した当時のチーム構築について「自分たちが何者なのかを明確にせず、問題にお金を投じた」と振り返った。
これに対しデュラントはXで反論し、サンズ時代の失敗を自身に結びつけるような見せ方に不満を示した。
イシュビア「最大の教訓は、自分たちの方向性を定義すること」
イシュビアはCNBC Sportへの出演で、2023年2月にサンズを買収した直後の判断について説明した。当時はチームを優勝争いに押し上げるため、ラグジュアリータックスを恐れず補強を進める方針を採用し、その象徴がデュラント獲得だった。
一方で現在は、そのやり方について「最大の教訓は、フェニックスが何を目指す組織なのかを定義し、そのビジョンを信じることだった」と振り返っている。デュラント個人を批判する意図はないとしながらも、当時は明確な文化や方向性を持たないままスター選手を集めたと説明した。
デュラント「#blameKD」
デュラントはイシュビアの発言を受け、Xで「#blameKD」と投稿し、皮肉を交えて反応した。
36歳だったサンズ最終シーズンも高いパフォーマンスを維持し、チームが現在掲げる“カルチャー”を作り直すためのリターンも残したと主張。さらに、自身が何か重大な問題を起こしたかのような扱いに見えることへの不満を示した。
【リンク:ケビン・デュラント(別タブで開きます)のプロフィール&成績】
イシュビア「KDを責めているわけではない」
イシュビアはデュラントの投稿にも直接反応し、「サンズが期待に応えられなかったことについて、ケビンを責めているわけではない」と説明した。
そのうえで、現在のフェニックスについては「正しい選手、正しい方向性、正しいフォーカスがある」とし、新シーズンへの期待を示した。デュラントに対しても、ヒューストンでの成功を願うメッセージを送っている。
2023年に大型トレードで加入
イシュビアは2023年2月、サンズを40億ドルの評価額で買収したその日にデュラント獲得の大型トレードを成立させた。
サンズはミカル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソン、4本の無保護1巡目指名権、さらに1巡目指名権のスワップ権をブルックリン・ネッツへ送り、デュラントを獲得した。
サンズでは2シーズンでプレーオフ1シリーズ勝利
デュラント在籍中のサンズは、大きな期待を集めながらも2シーズンでプレーオフシリーズ勝利は1度にとどまった。
デュラント自身はサンズ最終シーズンに62試合へ出場し、平均26.0得点、6.0リバウンド、4.2アシストを記録。ESPN Researchによると、4シーズン連続で平均25得点以上、FG成功率50%以上、3ポイント成功率40%以上を記録しており、個人としてのパフォーマンスは高い水準を維持していた。
2025年にロケッツへトレード
サンズは2025年オフ、NBA史上初となる7チーム間トレードの一環としてデュラントをヒューストン・ロケッツへ放出した。
デュラントは現在ロケッツで2年目を迎えており、昨年10月には2年9000万ドルの契約延長を締結。2027-28シーズンはプレイヤーオプションとなっている。
問題は「デュラント獲得」よりチーム構築の考え方
イシュビアは、デュラント獲得そのものを単純な失敗と位置づけているわけではない。本人の説明では、問題だったのは明確な組織文化や方向性を定めないまま、高額なスター選手を集めれば優勝できると考えたチーム構築の方法にある。
一方、デュラント側から見れば、個人として高いパフォーマンスを維持していたにもかかわらず、サンズ時代全体の失敗を象徴する存在として扱われることへの反発がある。
今回のやり取りは、デュラント個人の評価というより、サンズが2023年から続けたスター中心のチーム構築を、現在のフロントがどう総括するかを巡る認識の違いが表面化したものと言える。
構成●NBA Front Office Japan編集部
情報源
- Durant, Ishbia go back and forth over framing of Suns tenure ・ Michael C. Wright