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レイカーズ売却、全条件で合意 バス家の内紛も続く ジーニーは売却阻止を裁判所に請求
2026年11月1日
ロサンゼルス・レイカーズの売却が大きく前進した。オーナーのマーク・ウォルターと、Thrive Capital創業者のジョシュ・クシュナーが、125億ドルの評価額でのチーム売却について、未決事項すべてに合意したことが分かった。関係者によれば、両者は木曜にウォルターのフロリダの自宅で直接会い、取引を最終化した。正式契約への署名は近いとみられる。
一方で、バス家の内紛は続いている。ジーニー・バスは今週の裁判所提出書面で、兄弟姉妹がメディアを通じた「cloak and dagger(隠密工作)」キャンペーンで共謀していると非難し、家族のチーム株式売却の試みを阻止するよう裁判所に求めた。
売却合意の経緯
クシュナーと元Disney CEOのボブ・アイガーは、ウォルターから125億ドル評価額でレイカーズを買収することで合意しており、ここ数か月、取引の詳細を詰めていた。関係者によれば、クシュナーは売却完了に必要な資金をすべて調達したとウォルターに保証したという。
バス家の攻防:残り株式と同行権
2025年、ウォルターは100億ドルの評価額でバス家からレイカーズの過半数株式を購入した。バス家は17.82%を保持し(支配権維持に必要な最低15%をわずかに上回る)、株式の同行売却権(go-along rights)も得た。
今年8月には、兄弟姉妹が同行権を使って残りの家族株式をアイガーとクシュナーの所有グループへ売却することに投票したと報じられた。全株式を売却すれば、各兄弟姉妹はさらに3億7100万ドルを得る計算になる。なお、同行権は技術的には、ウォルターが正式に売却契約へ署名したことを家族に通知した後でなければ発動できないと報じられている。
ジーニー側は、父ジェリー・バスが4人の息子ではなく娘を後継者に選んだことが対立を激化させたと主張し、弟のジョーイと妹のジェイニーを信託違反で共同受託者から解任することなどを求めている。2017年の裁判所命令により、共同受託者は彼女が支配的オーナーであり続けるよう投票しなければならない、というのがジーニー側の立場だ。
兄弟姉妹側は、受益者として与えられた議決権を行使しただけであり、ジーニーの請求は棄却されるべきだと反論している。
今後の手続き
正式契約に署名した後は、NBAによる審査が行われる。資金調達と所有構造が審査対象となり、通常は時間がかかる手続きとされる。
バス家の法廷闘争は、12月8日にロサンゼルス高等裁判所で審問が予定されている。両陣営の間では和解協議もあるとされるが、売却の審査と並行して内紛の行方もレイカーズの新体制に影響しそうだ。
構成●NBA Front Office Japan編集部