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レブロン、17歳の冬にフィリーの心をつかんだ夜 「コービーよりすごいかも」パレストラの伝説

2002年12月22日、高校生レブロンが85-47で圧勝 4分間の一対一が今も語り継がれる

2026年11月7日

レブロン・ジェームズがフィラデルフィア・76ersでプレーする今季。ESPNのデイブ・マクメナミン記者が、レブロンが17歳だった2002年12月22日、フィラデルフィアのパレストラでプレーした高校時代の試合を振り返る特集を掲載した。41歳で24シーズン目を迎えた今も、フィリーとの縁は続いている。 ハッタリから始まった一戦 2002年夏、イベント運営者ジェレミー・トリートマンが、セント・ビンセント=セント・メアリー高(オハイオ州アクロン)の新監督ドゥルー・ジョイスIIにFAXで試合を提案した。パレストラ、MSGでのセバスチャン・テルフェア戦、オハイオ州立大、デイトン大、ノースカロライナのディーン・ドーム。ジョイスはパレストラでのプレーを夢見ていたと即答したが、トリートマンは後に「パレストラについては完全にハッタリだった」「誰とも話していなかった」と認めた。その後、パレストラの興行責任者ペギー・コワルスキーに連絡し、対戦相手に地元最強のストロベリー・マンション高を選んだ。 トリートマンは2001年12月のデラウェアでの大会でジェームズを見て、ローワー・メリオン高のグレッグ・ダウナー監督に電話し、「信じられないけど、コービー(ブライアント)よりすごい選手を見たかもしれない」と述べた。ジェームズは当時17歳で、半年前に『スポーツ・イラストレイテッド』の表紙で「選ばれし者(The Chosen One)」と紹介されていた。 「大学バスケの大聖堂」 パレストラはペンシルベニア大のウィリアム・N・ベイツ教授が命名した。1926年築、初の大学試合は1927年。「大学バスケットボールの大聖堂」の異名を持ち、全米で最も多くのNCAA男子試合を開催してきた。デュークのキャメロン・インドア・スタジアムのモデルになったとされる。定員8,700人に対し、トリートマンは少なくとも150人多く入れたと認めた。 圧勝と4分間の一対一 対戦相手のストロベリー・マンション高のスター、身長6フィート2インチのガード、モーリース・ライスは、フィラデルフィアの高校通算得点記録(ウィルト・チェンバレン、2,252点)更新まであと80点で試合に臨んだが、前半は0得点(フィールドゴール6本中0本)。前半はセント・ビンセント=セント・メアリーが36-15とリードし、フルコートプレスで圧倒した。第3クォーター終了時65-25。 名場面は第4クォーターだ。ライスが3ポイントを決めてこの夜2本目の成功とすると、ジェームズがクリアアウトを呼んで3ポイントで返し、互いに1対1を続けた。ジェームズは試合中にライスを呼び、ほかの8人を手で払って約4分間1対1を続けた。トリートマンは「彼は8人を手で払いのけ、4分間1対1を続けた。コートを往復し、4分間ほかの誰もボールに触れなかった。私が見た中で最も素晴らしく、信じられない光景だった」と振り返った。ライスがクロスオーバーでジェームズを転ばせたが、シュートはエアボールだった。最終結果は85-47でセント・ビンセント=セント・メアリーが勝利。ジェームズは26得点・7リバウンド・7アシスト。ライスは13得点だった。 観客席の顔ぶれと、その後 当時76ersのスター、アレン・アイバーソン(前年にMVPでファイナル進出)、ニックスの現球団運営トップ、レオン・ローズ(当時は有力エージェント)、ウィリアム・ウェズリー、ラジオ司会者ハワード・エスキン、イーグルスの選手数人が観戦した。ジェームズのチームメート、ロメオ・トラビス(アクロン大の歴代ブロック王)、ペン大で後にプレーしたアーロン・コーエン(当時は高校2年生で観客)、元ピストンズのリチャード・ハミルトン、ピストンズのアシスタントコーチ、ジェローム・アレン。ジェームズの母グロリア・ジェームズが観客をあおった場面もあった。 ジェームズはポッドキャスト「マインド・ザ・ゲーム」(共演スティーブ・ナッシュ)でこの試合を振り返り、「ああ、あの建物には史上最高の選手たちがいた」「あの場所にはオーラがあった。プレーしていて楽しかった」「ペンシルベニアでナンバーワンの選手、モーリース・ライスと対戦したんだ」と語った。ライスは現在42歳でジェームズより約6か月年上。ジョージ・ワシントン大で4年プレーし、2008年に76ersのトレーニングキャンプに1週間参加し、Gリーグや海外でプレーした。コーエンはがんと闘いながら土曜朝にペン大でピックアップゲームを続けている。 【リンク:レブロン・ジェームズのプロフィール&成績(別タブで開きます)】 記事は、76ersとクリーブランド・キャバリアーズのNBAカップ戦(ジェームズが昨夏のフリーエージェントで去った古巣への凱旋)を前にしたタイミングで掲載された。17歳の冬にフィリーの心をつかんだレブロンは、41歳になった今、76ersの一員として8勝1敗の好スタートを切っている。4度の優勝歴に、さらなる上積みを目指す。

構成●NBA Front Office Japan編集部

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