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スワンソン・コラム:ドンチッチはレイカーズを優勝に導ける、ただしチームメート次第
歴史的な得点ペースの一方で問われる持続可能性、筆者が求める4つの条件とは
2026年11月8日
ロサンゼルス・タイムズのミリアム・スワンソン氏が、ルカ・ドンチッチの歴史的な得点ペースとレイカーズの優勝の可能性についてコラムを寄せた。結論は明快だ。ドンチッチはレイカーズを優勝に導ける。ただし、チームメートが彼を助けられるかどうかが条件になる。
歴史的な得点ペース
ドンチッチは今季最初の9試合で361得点を挙げた。これは1962年のウィルト・チェンバレン(472得点)以来、シーズン開幕9試合として最多の数字だ。金曜のブレイザーズ戦では、トゥマニ・カマラとジュルー・ホリデーという屈指のディフェンダーにマークされながら53得点を挙げ、レイカーズを124-118の勝利に導いた。7試合連続35得点以上は、エルジン・ベイラーとコービー・ブライアントに並び、レイカーズ史上3人だけの記録だ。平均40.1得点のペースを維持できるかと聞かれたドンチッチは「できると思う」と答え、「でも勝てればそれでいい」と続けた。レイカーズは開幕から8勝2敗でウェスタン・カンファレンス首位に立っている。ただし、残りはまだ72試合ある。
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【リンク:トゥマニ・カマラのプロフィール&成績(別タブで開きます)】
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問われるのは「持続可能性」
スワンソン氏は、ドンチッチの能力、必然性、信頼性は疑いようがないとしたうえで、問題は「持続可能性」だと指摘する。ドンチッチの使用率39.8%はリーグ最高で、自身のキャリアでも最高だ。1試合平均35.9分の出場時間も重い。相手にプレスされ、トラップされ、加速と減速を繰り返し、チャージを受け、ファウルをもらいながら得点を重ねる。金曜の試合ではハーフコート越えのロングシュートのブザービーターで前半を締めくくり、チームに勢いをもたらした。スワンソン氏は、プレーオフに向けて全力疾走を続けるのではなく、アンカー区間に向けてペースを上げるべきだと説く。MVPを獲ること自体が目的になってはいけない、というのが筆者の主張だ。
チームに求められる4つの条件
スワンソン氏が挙げる条件は4つある。まず、使えるバックアップセンターの獲得。「サンタクロースに手紙を書いて頼む」必要があると筆者は書く。次に、オースティン・リーブスの働きだ。ドンチッチがいない時間帯のユニットで結果を出し、ターンオーバーを減らすことが求められる。ドンチッチはプラスマイナスとオンフオフ・レーティングでリーグ最高の数字を残している。3つ目は、格下相手には勝つだけでなく大差で勝ち、ドンチッチに第4クォーターを休ませること。そして最後に、JJ・レディックHCがローテーションを広げる決断をすることだ。レディックHCは9月に「もともと層の厚いロスター」が長いローテーションにつながると語っていた。控え選手のミスでレギュラーシーズンの勝利を落としても、長い目で見れば「攻めるより見送る」判断が正しい場面もある、とスワンソン氏は説く。
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リーグ全体への警告
筆者は昨季の教訓も持ち出す。昨季のドンチッチは3月に平均37.5得点を挙げ、レイカーズは15勝2敗と優勝候補に名乗りを上げた。しかし4月2日にグレード2のハムストリングの肉離れを負い、シーズンを終えた。リーグ全体を見渡しても、アンソニー・エドワーズ、チェット・ホルムグレン、ジャ・モラント、タイリース・ハリバートン、ジェイレン・ウィリアムズらスター選手の離脱が相次いでいる。レイカーズは開幕から4週間、2日間の休みを一度も挟まない過密日程をこなしている。ブレイザーズのマイカ・ノリHCは、選手たちは専属トレーナーとともに1年中体を作っており、決して体調が悪いわけではないと話す。ノリHCはドンチッチについて「今まで見た中で一番いい体をしている」と評し、現時点でのMVP最有力候補に挙げた。
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【リンク:タイリース・ハリバートンのプロフィール&成績(別タブで開きます)】
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総括
スワンソン氏は最後に、大谷翔平の例を挙げる。サイ・ヤング賞にこだわった大谷が、ドジャースの3連覇の可能性を潰してしまったように、ドンチッチが初めてのMVPを追い求めて力を使い果たしてしまえば、レイカーズの優勝の可能性も失われる。「彼はあまりにも貴重だ」と筆者は締めくくった。ドンチッチの才能は本物だが、その才能をプレーオフまで温存できるかどうかが、レイカーズの今季を決める。
構成●NBA Front Office Japan編集部