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ヨキッチの「不調の年」をナゲッツは乗り越えられない ESPN分析、迫る最大5年3億6000万ドルの判断
数字はキャリア最低水準、薄くなった周囲と延長のジレンマが重なる
2026年11月6日
デンバー・ナゲッツのタイトルの望みは、この10年近く、ニコラ・ヨキッチの周りにどれだけの戦力をそろえられるかにかかってきた。ESPNは「ヨキッチの不調の年をナゲッツは乗り越えられるか。絶対に無理だ」と題した分析記事で、今季の滑り出しと編成の行き詰まりを描いた。
キャリア最低水準の滑り出し
ヨキッチはMVP投票で6シーズン連続1位か2位、PERでも6シーズン連続首位という、2020年代で最も安定したスターだ。ところが今季の序盤7試合は、フィールドゴール成功率50.4%が2017-18シーズン以来の低さ、3ポイント成功率21.9%はキャリア最低、PER26.1はルーキーシーズン以来の低さ、平均23.4得点は2019-20シーズン以来の低さにとどまる。それでもリーグで唯一、23得点・9リバウンド・9アシストを平均している選手ではあるが、PERはリーグ6位、ウィンシェアは15位で、昨季の1位と2位から大きく後退した。
一方で水曜日のトロント・ラプターズ戦では32得点、10リバウンド、11アシストを記録して大勝を導いており、記事は「序盤にペースを落としているだけかもしれない」という希望も残している。
【リンク:ニコラ・ヨキッチのプロフィール&成績(別タブで開きます)】
薄くなった周囲
ナゲッツは4勝3敗で、勝ち越しチーム相手には0勝3敗。ラプターズ戦の前はペイント内得点が26位、1試合の3ポイント試投数が28位、ベンチの得点は28位にとどまっていた。アーロン・ゴードンは昨季の負傷の影響で動きが重く、キャメロン・ジョンソンは期待を下回り続け、デマー・デローザンを中心にした第2ユニットは相手に押し込まれる場面が目立つ。ルーキーのトレボン・ブラジルが数少ない明るい材料だ。
2023年の優勝メンバーで残っているのは、ヨキッチ、ジャマール・マレー、ゴードン、クリスチャン・ブラウンと、ほとんど出場機会のないジーク・ナジだけになった。マイケル・ポーターJr.やペイトン・ワトソンの穴を安い代替選手で埋める試みは、多くが実を結んでいない。ブラウンの5年総額1億2500万ドルの延長契約は今季から始まっており、サラリーキャップ面の重しにもなっている。
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【リンク:クリスチャン・ブラウンのプロフィール&成績(別タブで開きます)】
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迫る延長の判断
ヨキッチは来夏、最大で5年総額3億6000万ドル、平均年俸7200万ドルという記録的な契約延長の権利を持つ。契約は36歳のシーズンまでを覆う。36歳近くまでMVP級でプレーしたセンターの近年の前例はなく、記事は、ティム・ダンカンが37歳だった2014年に年俸1040万ドルのチームに優しい契約で優勝した例と対比させている。
マレーとゴードンは2028-29シーズンまで契約下にあり、若手にも大きなトレード価値を生む選手はいない。2027年、2029年、2032年の1巡目指名権はすでに手放し済みだ。記事は「巨額の延長、周囲の改善、セカンドエプロンのペナルティ回避を同時に満たす現実的な道筋はない」と結論づけ、昨夏にミルウォーキー・バックスがヤニス・アデトクンポをマイアミ・ヒートへ放出して再建を選んだ例を引き合いに出した。スターがチームを変える時代にあっても、ヨキッチ自身はデンバーを離れたい兆候を見せていない。
デビッド・アデルマンHCは「彼が見慣れたシュートを外す場面もあるが、それも含めて6試合のサンプルにすぎない。史上最も効率的なオフェンス選手の一人だ。その評価は譲らない」と擁護し、「ヨキッチとマレーへの責任が大きすぎる。他の選手が自分たちを信じる必要がある」とも話している。
【リンク:ヤニス・アデトクンポのプロフィール&成績(別タブで開きます)】
構成●NBA Front Office Japan編集部
情報源
- Even Nikola Jokic might not be able to save these Nuggets ・ Ben Golliver