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ヤニス、ヒート移籍後初勝利 24得点18リバウンド、アデバヨは球団記録更新 スポールストラ「もっと大きなものを築いている」
2026年10月30日
マイアミ・ヒートが今季初勝利を挙げた。
新加入のヤニス・アデトクンボが24得点、18リバウンドを記録し、バム・アデバヨもインサイドで存在感を発揮。
アデバヨはこの試合でヒートの球団通算リバウンド記録を更新。
開幕から苦しいスタートとなっていたヒートにとって待望の1勝となったが、エリック・スポールストラHCは試合後、目の前の勝利以上に「もっと大きなものを築いている」とチームの方向性を強調した。
ヤニス、ヒート加入後初勝利
アデトクンボは24得点、18リバウンドを記録し、ヒート移籍後初勝利を手にした。
試合ではペイントへのアタックとリバウンドで存在感を発揮。新しいチームメートとの連携はまだ発展途上ながら、サイズとフィジカルを生かして攻守の中心となった。
ヒートにとっては開幕から続いていた連敗を止める1勝。アデトクンボにとっても、新天地で最初の勝利となった。
【リンク:ヤニス・アデトクンボのプロフィール&成績(別タブで開きます)】
バム・アデバヨ、ヒート史上最多リバウンドへ
この試合ではアデバヨも球団史に名前を刻んだ。
通算リバウンド数でヒートの球団記録を更新し、フランチャイズ史上最多リバウンドの選手となった。
アデバヨは2017年にヒートへ加入して以来、長期間にわたってインサイドの中心を担ってきた。
得点や守備だけでなく、リバウンド、スクリーン、ハンドオフ、パスなど複数の役割を担い、ヒートのシステムを支えてきた選手だ。
今回の記録は、その積み重ねを象徴するものとなった。
【リンク:バム・アデバヨのプロフィール&成績(別タブで開きます)】
ヤニスとバム、リーグ屈指のフロントコートへ
ヒートが今季大きく変わった最大の理由は、アデトクンボとアデバヨを同時に起用できることにある。
2人ともサイズ、機動力、守備力を備え、リバウンドから自らボールを運ぶこともできる。
守備ではスイッチ、ヘルプ、リムプロテクトを使い分けられる一方、オフェンスではアデトクンボがリングへ圧力をかけ、アデバヨがスクリーンやハイポストから攻撃を組み立てる。
ただし、両者ともペイントを得意とするだけに、スペーシングをどう確保するかは今季を通じた課題になる。
スポールストラ「もっと大きなものを築いている」
今季初勝利にも、スポールストラHCは結果だけを強調しなかった。
試合後には、現在のチームについて「もっと大きなものを築いている」という趣旨の発言をしている。
新しいロスターでシーズンを迎えたヒートにとって、数試合で完成形へ到達することは難しい。
アデトクンボを中心としたオフェンス、アデバヨとのフロントコート、周囲のシューターとの配置、守備での役割分担。
それぞれを実戦の中で作り上げていく必要がある。
目指すのは「ヤニスを加えただけ」のチームではない
スポールストラの発言で重要なのは、アデトクンボというスーパースターを獲得しただけで完成したとは考えていない点だ。
ヒートには以前からアデバヨを中心とした守備文化があり、スポールストラのシステムも長期間にわたって蓄積されている。
そこへアデトクンボという新しい中心選手が加わった。
既存のチームにヤニスを当てはめるのか。
それともヤニスの能力を最大化するため、チームそのものを作り直すのか。
今季のヒートは、その答えを探している途中にある。
24得点18リバウンドは「完成形」ではない
アデトクンボが24得点、18リバウンドを記録したこと自体は強烈だ。
しかしヒートにとって重要なのは、この数字を毎試合再現することではない。
アデトクンボが相手ディフェンスを引きつけた時に誰がシュートを決めるのか。
アデバヨと同時出場した際に、どの位置から攻撃を始めるのか。
終盤のハーフコートで、誰がボールを持つのか。
新生ヒートの本当の強さは、こうした細部が整理されてから見えてくる。
初勝利は、スタート地点
開幕から結果が出なかったヒートにとって、今回の勝利は大きい。
アデトクンボは移籍後初勝利。
アデバヨは球団リバウンド記録を更新。
新旧の中心選手が同じ試合で存在感を示した。
ただしスポールストラが見ているのは、1勝だけではない。
ヤニス・アデトクンボとバム・アデバヨを中心に、どのようなチームを作るのか。
ヒートの2026-27シーズンは、ようやくその最初の答えを示し始めた。
構成●NBA Front Office Japan編集部