スタッツの見方PER

NBAのPER(選手効率指標)とは?

Sports Reference(Basketball-Reference)の解説などをもとにした、当サイト独自の解説です。

Summary

まず結論

  • ・PER(Player Efficiency Rating)は、ボックススコアの成績から、選手の「1分当たりの貢献」を1つの数字にまとめた指標です。
  • ・リーグ平均が毎シーズン15になるように調整されていて、15より上なら平均以上、20を超えるとオールスター級が目安です。
  • ・守備やスクリーンなど、ボックススコアに表れにくい貢献は十分に反映されない点に注意が必要です。

What it is

PERとは

  • 考案者:ESPNのコラムニストだったジョン・ホリンジャー(のちにグリズリーズのフロントでも勤務)が考案しました。
  • 1つの数字で比べられる:得点、リバウンド、アシストなど、ばらばらのスタッツをまとめて1つの数字にするため、ポジションの違う選手同士でもざっくり比べられます。
  • 平均は必ず15:リーグ全体の平均が15になるように毎シーズン調整されるため、時代が違っても「平均と比べてどれくらい上か」を比べやすくなっています。

How it works

計算の考え方

正式な計算式はとても長いため、ここでは考え方だけを紹介します。

  1. 1プラスを足すフィールドゴール成功、3ポイント成功、フリースロー成功、アシスト、リバウンド、スティール、ブロック
  2. 2マイナスを引くシュートのミス、フリースローのミス、ターンオーバー、ファウル
  3. 3価値で重み付けそれぞれのプレーが、どれだけ得点を生んだか・防いだかに応じて重みを変える
  4. 41分当たりにそろえる出場時間の長さではなく、コートにいる1分当たりの貢献にする
  5. 5ペースを調整する速い展開のチームの選手が、攻撃回数の多さだけで有利にならないようにする
  6. 6平均を15にそろえるリーグ平均が15になるように全体を調整する

Benchmarks

数値の目安(シーズン通算)

考案者のホリンジャーは、シーズン通算のPERの目安を次のように示しています。

  1. 35.0以上歴史に残るシーズン
  2. 30.0〜35.0独走のMVP候補
  3. 27.5〜30.0有力なMVP候補
  4. 25.0〜27.5MVP候補の一角
  5. 22.5〜25.0オールスター確実
  6. 20.0〜22.5オールスター当落線上
  7. 18.0〜20.0チームの2番手の得点源
  8. 16.5〜18.0チームの3番手の得点源
  9. 15.0〜16.5平均より少し上
  10. 13.0〜15.0ローテーション選手
  11. 11.0〜13.0ローテーション外の選手
  12. 9.0〜11.0ロスターの当落線上
  13. 9.0未満NBAに残るのが難しい水準

シーズン(全日程を終えたシーズン)のPERの最高記録は、2021-22シーズンのニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)の32.85です(Basketball-Reference、2026年11月3日確認)。30を超えるシーズンは、歴代でもごく一部の選手しか記録していません。

Caution

見るときの注意点

  • 守備の評価が弱い:スティールとブロック以外の守備(マーク相手を抑える、ヘルプに入るなど)はボックススコアに残りにくく、守備が持ち味の選手は低く出がちです。
  • 出場時間が短い選手・シーズン序盤はブレる:1分当たりの指標なので、出場時間が少ないと数本のシュートで大きく動きます。シーズン序盤に歴代最高を上回るような値が出ることもありますが、試合数が増えると落ち着くのが普通です。
  • シュートの多い選手が有利になりやすい:多くシュートを打つ選手が高く出やすいという批判があります。シュートの効率(成功率)もあわせて見るのがおすすめです。
  • 昔の選手との比較は慎重に:ルールや記録される項目が時代で違います。たとえばNBAでターンオーバーが記録されるようになったのは1977-78シーズンからのため、それより前のPERは推定を含みます。
  • 1つの指標だけで決めない:PERは便利な目安ですが、選手の価値をすべて表すものではありません。ネットレーティングなど、ほかの指標と組み合わせて見ましょう。

On this site

当サイトで確認できるデータ

当サイトでは、PERの数値そのものはまだ掲載していません。PERの材料になる基本スタッツは次のページで確認できます。

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関連ガイド

Glossary

関連用語

ボックススコア(Box score)
試合ごとの得点、リバウンド、アシスト、シュート成功・試投数などをまとめた成績表。
ペース(Pace)
48分当たりのポゼッション(攻撃の回数)。速い展開のチームの選手ほど、スタッツの合計が大きくなりやすい。
PIE(Player Impact Estimate)
NBA.comが使う、試合全体の成績に占める選手の貢献の割合を表す指標。PERと似た結果になるとされる。
ネットレーティング
100ポゼッション当たりの得失点差。選手の場合は、その選手の出場中のチームの値。

リンクのない用語の詳しいガイドは準備中です。

Sources

出典

このページは上記の資料をもとにした当サイト独自の解説です。計算式の転載・全文翻訳ではありません。

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